大衆小説

大衆小説とは、小説のジャンルのひとつで、大衆に受け入れられやすい小説のことで、娯楽性に優れた小説を言います。
芸術性や文学性に優れている作品よりも、一般人にわかりやすい身近に感じられるような作品が多く、商業性も重視されているようです。
「週刊朝日」などの大衆雑誌で活躍した小説家が有名になることが多く、「直木賞」でも知られる、直木三十五も大衆小説の小説家の代表的人物と言えるでしょう。
「娯楽小説」「娯楽文学」「大衆文学」も大衆小説と同じ意味を持ちます。
大衆小説は、その時代の世相、風俗を物語る役割もあり、書かれた時代背景をうかがい知ることもできるため、幅広い層に支持されるものとなっています。
直木三十五、山本周五郎などは「時代小説」の代表に挙げられ、永井荷風、黒岩重吾などは「風俗小説」の代表的作家に挙げられることが多々あります。
大衆小説家は、評価を低くされてしまうことがありがちですが、その時代を語るには決して欠かすことの出来ない大切な役割を果たしていると言えるのです。