時代小説
明治時代以前の日本、主に江戸時代を舞台とする小説を時代小説と呼ばれています。
しばしば歴史との関わり方によって「歴史小説」と識別されることが多くなっていますが、具体的な境界線はありませんが、一般的には、歴史小説というと実際の史料に基づいて描かれる小説のことを指し、一方、時代小説は歴史的事実を物語の背景としているだけなど、史実には密着していない小説を指しています。
しかし、歴史的事実からかけ離れているものを「歴史小説」とはあまり呼びませんが、歴史的事実に近い物語でも「時代小説」と呼ぶこともあります。
時代小説は、歴史小説をはじめ、剣豪小説、忍者もの、捕物帳、市井もの、仇討ちや御家騒動を描いた武家もの、股旅もの、伝奇小説など多くのジャンルを含んでいます。
過去の時代を背景にした物語はフィクションなので、表現形態や小説のテーマは多種多様なものとなっています。
日本の歴史だけではなく、中国や西洋に舞台を置いているものも含んでいるので、今ではエンターテインメント文学の一つとなっています。