秘境探検小説

秘境探検小説は冒険小説のひとつで、現代のような文明社会で生活している主人公が秘境である未開拓の地域を探検するというテーマで書き上げられた小説のことです。
歴史冒険小説や海洋冒険小説も秘境探検小説と共に冒険小説に含まれています。

この秘境探検小説の種類は大きく分けて二つあります。
一つは実際の探検家などによって実際の体験を描いたもの、もう一つは作者によって現実に存在している世界であるように描かれた架空の内容のものです。
現在は、後者のような作品がほとんどとなっています。
ある意味、文明社会という外部から侵入する者の物語なので、この主人公が生活している社会と全く異なる世界が文明社会に汚染されるという危うさと共にドキドキハラハラしながら読むことができます。
この秘境探検小説というジャンルの古典とも言うべき作品はコナン・ドイル『失われた世界』やジュール・ヴェルヌ『地底旅行』で、日本で有名な作品は小栗虫太郎が書いた『魔境もの』と呼ばれる作品シリーズがあげられます。